2017年5月31日水曜日

【WCS】2017IC5 ヤミカラスと仲間たち 〜妹のパーティー〜


目次

  1. 前書き
  2. パーティーができるまで
  3. 作戦の概要
  4. メンバーの個別解説
  5. 候補に挙がっていたポケモン
  6. 選出
  7. 行動
  8. 作戦の弱点
  9. 戦績
  10. 感想


前書き


 ポケモンを始めて数か月の妹に、あれこれ教えながらパーティーを作ってあげたのだけれど、その出来がなかなか良く、面白そうだったので僕も真似をして使ってみた。



パーティーができるまで


 もともと妹は「ピカチュウの猫騙し+ペリッパーの追い風+後続アタッカー(ガブリアス、カプ・コケコ、カミツルギ、と何か)」という作戦を使っていたのだが、今一つ勝率が上がらず、パーティーを再編成することに。
 その時に名前が挙がったのが、彼女が「好きだから使いたい」と言っていたヤミカラスとミロカロス(ヤミカラスを使いたいとは、初心者にしてはなかなか渋いなあ、と思った)。ヤミカラスは特性「いたずらごころ」により、サポートなしでも追い風をすることができる。ミロカロスは、レートにウインディが溢れているので、活躍できそう。ということで採用。
 ガブリアス、カプ・コケコ、カミツルギという優秀なアタッカー陣は残留。
 ヤミカラスを猫騙しから守るためにアマージョが加わり、完成。



作戦の概要


ルール:WCS2017(アローラ限定ダブル)
 追い風に乗って上から殴るというシンプルな作戦。



メンバーの個別解説


ヤミカラス

ニックネーム:アテナ
ボール:ムーンボール
性別:♀
レベル:50
特性:いたずらごころ
性格:おだやか
個体値:31-?-31-31-31-31
種族値:60-85-42-85-42-91
努力値:252-0-0-0-252-6
ステータス:167-87-62-105-103-112
持ち物:しんかのきせき
技:イカサマ ちょうはつ さきおくり おいかぜ

 追い風要員。アタッカーばかりのこのパーティーにおいて、唯一のサポーター。
 努力値配分は妹が考えたため、特に理由はないと思われるHD極振り。これが(アバウトな表現だが)結構堪える。
 追い風はもちろん、挑発でトリル発動を阻止したり、先送りで行動順番を入れ替えたりと、素早さ操作を一手に担う。


ミロカロス

ニックネーム:ミクリ
ボール:ルアーボール
性別:♀
レベル:50
特性:かちき
性格:ひかえめ
個体値:31-31-31'-31'-31-31'
種族値:95-60-79-100-125-81
努力値:164-0-6-76-108-156
ステータス:191-72-100-143-159-121
持ち物:ビビリだま
技:ねっとう れいとうビーム めざめるパワー(ほのお) まもる

 アタッカーその1。はまれば大暴れしてくれる、このパーティーのロマン枠的存在。個人的に注目の一匹。
 ダブルバトルに溢れる威嚇を餌食にするのがこのポケモンの特徴。特性と持ち物により、威嚇を呼び込むことができると一気にC2↑、S1↑となる。そこからはもう独壇場。一匹で3体持っていくこともざらにある。
 特筆すべきは、いずれのシーズンでもレート使用率トップ5に入っているウインディ、ガブリアス、カミツルギを打破できる点である。
 熱湯は勝気発動でH252振りウインディに156.3%〜185.4%。
 零ビはD4振りガブリアスに100.5%〜120.2%。
 めざ炎は無振りカミツルギに191%〜226.8%。
 まさに環境にぶっ刺さりなポケモンなのだ。素晴らしい。
 弱点としては、カプ・シリーズに弱いこと。倒せないし、倒される。ここは他のアタッカーに任せるしかない。
 Cは零ビでD4振りガブを確定一発のライン。ついでに11n。
 Sはカミツルギを仮想敵に、追い風下で準速スカーフ109族(最速スカーフ95族)を抜く調整。またビビリ玉発動で最速109族+4となる。
 Hは16n-1。
 余りはD。
 ちなみにこの努力値配分は、妹ではなく僕が考えた。


ガブリアス

ニックネーム:シロナ
ボール:ウルトラボール
性別:♂
レベル:50
特性:さめはだ
性格:ようき
個体値:31-31-31-31-31-31
種族値:108-130-95-80-85-102
努力値:0-252-6-0-0-252
ステータス:183-182-116-90-105-169
持ち物:ジメンZ
技:じしん いわなだれ どくづき まもる

 アタッカーその2。努力値、持ち物、技、何から何までよく見るガブリアス。
 地面技の通りが良いと言われる環境だけあって、物凄く頼りになる。頼りすぎてしまうほど。選出率はアタッカーの中で最も高かった。


カプ・コケコ

ニックネーム:カプ・コケコ
ボール:スピードボール
性別:無
レベル:50
特性:エレキメイカー
性格:おくびょう
個体値:31-31-31'-31'-31'-31
種族値:70-115-85-95-75-130
努力値:0-0-0-252-6-252
ステータス:145-121-105-147-96-200
持ち物:いのちのたま
技:10まんボルト マジカルシャイン ほうでん まもる

 アタッカーその3。努力値、持ち物、技、何から何までよく見るカプ・コケコ。
 妹が使い慣れているから、という何となくの理由でメンバー入りしていたポケモンなのだが、上からの殴り合いにおいて、S130族というのは大変頼りになる存在だった。全体技持ちというのも助かる。


カミツルギ

ニックネーム:カミツルギ
ボール:ウルトラボール
性別:無
レベル:50
特性:ビーストブースト
性格:ようき
個体値:31'-31-31-31-31'-31
種族値:59-181-131-59-31-109
努力値:6-252-0-0-0-252
ステータス:135-233-151-71-51-177
持ち物:きあいのタスキ
技:リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ みきり

 アタッカーその4。努力値、持ち物、技、何から何までよく見るカミツルギ。
 技範囲がとても優秀。そして性格補正なしでもこの実数値である。恐るべしウルトラビースト。
 それと使っていて感じたのは、「一発は耐える」というタスキの安心感。


アマージョ

ニックネーム:マオ
ボール:ラブラブボール
性別:♀
レベル:50
特性:じょおうのいげん
性格:いじっぱり
個体値:31-31-31-?-31-31
種族値:72-120-98-50-98-72
努力値:4-252-6-0-20-228
ステータス:148-189-119-58-121-121
持ち物:オボンのみ
技:トロピカルキック とびひざげり フェイント まもる

 ヤミカラスを猫騙しから守る女王様。草の物理アタッカーという点でカミツルギと被っているが、これはミロカロスの餌となるウインディを誘い出すための囮でもある。
 Aは何も考えずに極振り。Sはミロカロスと同じ、追い風下で準速スカーフ109族抜きのライン。Hは飛び膝蹴りが地面に突き刺さった時オボンで回復できるよう、偶数調整。余った分で、ポリゴン2のダウンロード対策のため、B<Dとしている。



候補に挙がっていたポケモン


ガラガラ(アローラのすがた)
 ヤミカラスとミロカラスの弱点である電気技を、特性「ひらいしん」で吸うことができる。打点が不足している鋼タイプにも強く、素早さが低いためトリックルーム対策としても期待できる。
 パーティーに入れるとなると、草アタッカーという役割が被ってしまっていたアマージョとの交代が考えられたが、やはりアマージョの先制技無効は捨て難く、また「パーティーの隙を埋めすぎると相手の選出を予想し辛くなる」という(考えてもみたら、よくわからない)理由で、採用は控えた。



選出


 ほとんどの試合でヤミカラスは先発出場する。作戦通りいくにしても、相手の作戦を止めるにしても、ヤミカラスは必要になる。
 相手に威嚇がいる場合はミロカロスを先発させることが多い。ルアーがちゃんと機能しているのか、かなりの確率でウインディを釣り上げることができる。
 威嚇がいない場合はミロカロス以外のアタッカーを選出する。
 猫騙しを防ぐ必要がある時はアマージョの出番。



行動


 初ターンは「追い風+守る」が基本の行動パターン。もちろん相手が追い風やトリルをしようとしていたら、真っ先に挑発で止める(しかし相手が上級者になってくると、挑発を読んで殴ってくることが多いので、追い風をした方がいい場合も)。
 あとはもうほとんど決まっていないようなものなので、場当たり的戦術で切り抜けていく。ヤミカラス以外は守るを持っているので、どんな試合でも最悪読み合いには持ち込むことができる。



作戦の弱点


電気タイプ
 ヤミカラスとミロカロスの弱点。ガブリアスに倒してもらうしかない。
 電気以外にもガブリアスでしか倒せない相手が結構いたので、多くの場面で“ガブ頼み”になっていた。


テッカグヤ
 カプ・コケコでしか倒せない。カプ・コケコが倒されると、倒せない。


クワガノン
 誰も有効打を持っていない。あまり見かけないのが幸いだが、倒す手段が全くない。うーん、炎技がほしい。


追い風
 ヤミカラスの挑発で阻止できなかった場合、当然五分五分の戦いになる。


トリックルーム
 全メンバーが中速以上の、このパーティー最大の弱点。できたら挑発か集中攻撃で発動を阻止したいが、多くの場合そう簡単にはいかない。
 トリルを決められた際は守ったり、ヤミカラスの先送りで行動順番を入れ替えたり、守ったり、守ったりしてトリルが切れるまで耐え忍ぶしかない。時に先送りが見事にはまり、トリルを実感せずに返り討ちにできることもある。ヤミカラス様様である。



戦績


2017 International Challenge May
28勝16敗 1615pt 1600位

 初日は13勝2敗と幸先良い滑り出しではあったのだが、その後大失速。最終的には1600台をキープするのがやっとという散々な結果に(上限の45戦目は、1600台陥落のリスクを回避するため、という無様な理由で行わなかった)。
 自分の読みに依存している部分が大きいパーティーなので、高勝率が必要な大会には不向きだったのかもしれない。
 ちなみに妹は14勝8敗だったそうなので、何とか兄の面目は保てたかな。



感想


 反省点は、やはりトリルに弱すぎたことだと思う。悪戯心の挑発がサイコフィールド等で防がれる場面がしばしばあったので、カプ・コケコの放電を挑発に換えていたらもう少し勝てたかもしれない。
 しかし決して弱いパーティーではなかった。読みに依存している分安定性はなかったが、上手く立ち回ればどんな相手にでも勝つことが可能なパーティーだったと思う。初心者の妹にとっては——そして、行動パターンが固定された作戦をよく使う僕にとっても——このパーティーは立ち回りの良い練習になったのではないだろうか。
 それと、ミロカロスは本当に強かった。ダブルバトルに威嚇は付き物なので、全国ダブルでも活躍できるのではないかと思う。これからダブルバトルにミロカロスの時代が到来するかもしれない。

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